法人概要
法人概要
浴風会本館
- 社会福祉法人 浴風会
- 〒168-0071
東京都杉並区高井戸西1-12-1
浴風会本部事務局
電話(代表) 03-3334-2101
浴風会本館は、大正15(1926)年に内田祥三(うちだよしかず)氏並びに土岐達人氏により設計されました。中央に塔を配置し、両翼を広げた姿は、内田氏が手掛けた「東京大学安田講堂」と共通する表情を見せています。
平成13(2001)年3月に東京都から東京都景観条例に基づく、第37番目の「東京都選定歴史的建造物」の指定を受けています。
沿革と歴史
浴風会は、大正12(1923)年9月1日関東地方一帯を襲った関東大震災等により自活することが出来なくなった高齢者の援護を行うため、御下賜金及び一般義捐金を設立資金として、大正14(1925)年1月15日内務大臣の許可を受けて財団法人として設立されました。
浴風会の事業は、創立以来、我が国養老事業の模範的施設としての役割を果たすとともに、日本の老年医学の発祥の地として多くの老年医学の専門家を輩出してまいりましたが、第二次世界大戦によって施設の大半が軍に接収され、事業は不振を極めることになりました。
終戦に伴い昭和21(1946)年9月、生活保護法による保護施設として再生復興することとなり、昭和27(1952)年5月には社会福祉法人に改組されました。昭和38(1963)年8月、老人福祉法の施行による老人福祉施設として、わが国の代表的施設としての活動を続けてまいりましたが、平成12(2000)年4月、介護保険法の施行により介護老人福祉施設や在宅サービス事業も行って今日にいたっております。さらに、平成26(2014)年には「高齢者保健医療総合センター」として新しい浴風会病院及び老健くぬぎも開設いたしました。
浴風会の歩み
- 大正14(1925)年1月15日
- 財団法人浴風会設立(事務所は内務省社会局内)
- 大正15(1926)年8月12日
- 本館竣工
- 昭和元(1926)年12月25日
- 事務所を現在地に移転
- 昭和2(1927)年2月1日
- 新築寮舎浴風園入所者受入開始
- 昭和3(1928)年4月30日
- 横浜分園開設(神奈川県横浜市保土ヶ谷区桜ヶ丘2-43)
- 昭和7(1932)年4月23日
- 救護法による受託者の援護を開始
- 昭和10(1935)年4月20日
- 高松宮・同妃両殿下視察
- 昭和10(1935)年6月28日
- 東伏見宮妃殿下御視察
- 昭和11(1936)年10月8日
- 李鍵公妃殿下御視察
- 昭和12(1937)年5月24日
- 皇后陛下御視察
- 昭和16(1941)年10月1日
- 医療保護法施行に伴い病室は医療保護施設に指定
- 昭和17(1942)年9月1日
- 浴風会の一部建物が陸軍に接収
- 昭和18(1943)年8月31日
- 横浜分園廃止
- 昭和20(1945)年8月15日
- 陸軍の建物接収解除 事業復興に着手
- 昭和21(1946)年9月1日
- 生活保護法施行に伴い同法による保護施設に指定
- 昭和23(1948)年1月7日
- 高松宮殿下御視察
- 昭和24(1949)年5月4日
- 天皇皇后両陛下御視察
- 昭和27(1952)年4月1日
- 社会福祉法人に改組
- 昭和30(1955)年11月1日
- 有料老人ホーム黒光園設立
- 昭和30(1955)年11月18日
- 秩父宮妃殿下御来会
- 昭和34(1959)年10月1日
- 浴風園病室を病院に改組
- 昭和35(1960)年11月1日
- 皇太子・同妃両殿下御視察
- 昭和37(1962)年7月30日
- 軽費老人ホーム松風園 新築・開設
- 昭和38(1963)年8月1日
- 老人福祉法の施行に伴い、浴風園は養護老人ホームに、松風園は軽費老人ホームにそれぞれ同法により指定
- 昭和44(1969)年5月23日
- 収益事業(貸住宅)の経営着手
- 昭和44(1969)年5月23日
- 八王子高尾霊園内に納骨堂を移築
- 昭和46(1971)年6月1日
- 特別養護老人ホーム南陽園 新築・開設
- 昭和48(1973)年3月31日
- 養護老人ホーム浴風園の全面改築工事完成
- 昭和48(1973)年4月11日
- 常陸宮妃殿下御視察
- 昭和50(1975)年5月31日
- 浴風会病院の全面的改築工事完成
- 昭和54(1979)年1月1日
- 有料老人ホーム黒光園を廃止し軽費老人ホーム松風園に吸収合併
- 昭和59(1984)年3月31日
- 軽費老人ホーム松風園の全面的増改築工事完成
- 昭和62(1987)年2月20日
- 浴風会創立60周年記念事業として
特別養護老人ホーム第二南陽園及び在宅サービスセンター 新築・開設 - 平成3(1991)年3月31日
- 特別養護老人ホーム南陽園の全面的増改築工事完成
南陽園在宅サービスセンター 開設 - 平成5(1993)年3月31日
- 第二南陽園在宅サービスセンターに活動室を設置
- 平成5(1993)年10月31日
- 浴風会病院にMRI(磁気共鳴映像装置)設置
- 平成8(1996)年3月31日
- 浴風会創立70周年記念事業として
浴風園の全面的改築並びに浴風会ケアハウス、在宅介護支援センター棟の新築 - 平成8(1996)年4月26日
- 創立70周年記念及び70周年記念事業の落成記念式典
- 平成8(1996)年5月1日
- 浴風会ケアハウスの開設
在宅介護支援センター(ケア24高井戸)の開設 - 平成8(1996)年9月30日
- 旧浴風園建物解体撤去完了
環境整備完了 - 平成12(2000)年4月1日
- 介護保険法施行に伴い、南陽園・第二南陽園は指定介護老人福祉施設に、
南陽園及び第二南陽園在宅サービスセンターは指定通所介護事業に、
在宅介護支援センターは居宅介護支援事業所に指定 - 平成13(2001)年4月1日
- 高齢者痴呆介護研究・研修東京センター 開設
- 平成14(2002)年4月1日
- 特別養護老人ホーム第三南陽園 新築・開設
痴呆高齢者グループホームひまわり 新築・開設
国際長寿センターを日本社会事業大学より移管
介護支え合い電話相談室 開設 - 平成15(2003)年4月1日
- 浴風会病院 増築及び病棟再編
- 平成17(2005)年1月1日
- 痴呆という呼称が認知症に変更されたことに伴い、高齢者痴呆介護研究・研修東京センターを
「認知症介護研究・研修東京センター」に名称変更 - 平成17(2005)年3月1日
- 訪問介護員養成研修事業 開設
- 平成17(2005)年4月1日
- 浴風会ケアスクール(ホームヘルパー養成) 開校
- 平成17(2005)年4月9日
- 創立80周年式典開催
- 平成17(2005)年7月21日
- 天皇皇后両陛下御視察
- 平成17(2005)年9月1日
- ヘルパーステーション 開設(ヘルパー派遣開始)
- 平成18(2006)年4月1日
- 杉並区地域包括支援センター(ケア24高井戸) 受託・開設
居宅介護支援事業所 分離独立 - 平成18(2006)年8月7日
- 談話室よくふう開設
- 平成19(2007)年2月1日
- 杉並区高齢者住宅シルバーピアへの生活援助員派遣開始
- 平成20(2008)年4月1日
- 国際長寿センター、(財)長寿社会開発センターへ移管
- 平成26(2014)年10月1日
- 浴風会病院 全面的改築工事完了
高齢者保健医療総合センター 開設
介護老人保健施設「老健くぬぎ」 新築・開設 - 平成28(2016)年9月21日
- 皇太子・同妃両殿下御視察
- 平成28(2016)年9月26日
- 介護支え合い電話相談室 業務終了
- 平成29(2017)年4月1日
- よくふう保育園(事業所内) 開園
- 令和5(2023)年3月31日
- 第二南陽園在宅サービスセンター 閉所
- 令和6(2024)年3月31日
- よくふう保育園(事業所内) 閉園